リフォーム・リノベーション施工例

築38年RC住宅を断熱リノベで快適な省エネ住宅へ再生

住み継ぐ実家を家族に合わせた性能向上リノベーション

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ポイント

築38年が経過したRC(鉄筋コンクリート)造の戸建て住宅。ご両親が長年住まわれていたご実家を、息子様ご家族が引き継ぎ、新たな暮らしの拠点としてリフォームを行いました。
老朽化した設備の更新と、冬の寒さ・夏の暑さを解消する断熱リフォーム、そしてサッシ交換を中心に、快適で安心して暮らせる住まいへと生まれ変わりました。

【お客様のご要望】

ご両親様の他界を機に、これまでの思い出が詰まった実家を、次の世代が住み継げるようリノベーションしたいとのご相談でした。
築年数が経過していることから、給湯器やキッチン、浴室などの設備機器の老朽化対策、そして冬の寒さと隙間風の改善を目的とした断熱材の再施工、サッシ交換をご希望されました。
「これから長く安心して住めるよう、性能と快適さを両立させたい」という想いから、部分的な修繕ではなく、建物全体を見直すリノベーションを行うことになりました。

【受注のきっかけ】

建物はRC構造で非常にしっかりした造りでしたが、経年劣化によるサッシの建付け不良があり、隙間風や結露が悩みの種でした。
お客様は当初、コストを抑えるために木造用サッシの取付けを希望されていましたが、他社では施工が難しいとの回答。
当社では現地調査と施工担当との協議を重ね、バルコニーの出幅や構造的制約を考慮したうえで、カバー工法ではなく完全交換によるサッシリフォームをご提案しました。
その提案を評価していただき、最終的にウチダリフォーレに工事をお任せいただくこととなりました。

【施工のポイント】

RC住宅は構造が強固である一方、内部の仕上げや断熱処理に独自の工夫が必要です。今回の建物は**GL工法(石膏ボードを直接貼る工法)**であったため、既存の造作家具を撤去した際にコンクリート躯体が露出。
予想外の壁補修工事が必要となりましたが、これを好機ととらえ、壁内部に新たな断熱材をしっかり充填しました。
浴室まわりは、ユニットバス下や外壁面に高性能断熱材を追加施工することで、ヒートショックを防ぐ暖かいバスルームに。
また、2階の暑さ対策として、2階の天井に換気扇を設け、室内の熱気を強制的に排出するシステムを導入。夏場でも過ごしやすい快適な空気環境を実現しました。

【外構・採光の工夫】

もともとはバス通り側に駐車場があり、車庫入れがしにくい状況でした。そこで裏通り側に新たな駐車スペースを新設し、庭の植栽も整理。安全で使いやすく、見た目にも心地よい外構デザインへと生まれ変わりました。
また、キッチンと洗面所の上部に設けられていた**天窓(トップライト)**は、夏は暑く冬は寒いという断熱面での課題がありました。
洗面所側は天窓を塞ぎ、断熱材を追加して気密性を確保。キッチン側は明るさを確保するため天窓を残しつつ、結露防止処理と断熱補強を施しました。光と快適さのバランスを取りました。

【まとめ】
築30年以上のRC住宅でも、断熱リフォームやサッシ交換、換気対策を適切に行うことで、快適性・省エネ性能を大幅に高めることができます。
ウチダリフォーレでは、立川・国分寺・多摩地域を中心に、RC住宅の断熱リノベーション・省エネリフォーム・フルリノベーションを数多く手掛けています。
「実家をリフォームして住み継ぎたい」「RC住宅の寒さや結露を改善したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

物件概要

所在地
国分寺市
築年数
38年
構造
RC
施工面積
41.44坪(137㎡)
間取り
5LDK
工事内容
サッシ交換・内部建具交換・内装・設備交換・断熱・防蟻・エアコン工事・カーテン工事・樹脂サッシ
家族構成
ご夫婦+お子様2人
工事期間
5.5ヶ月