築25年25坪の戸建て住宅を1LDK+1LDKの二世帯住宅へ再生
水まわり分離で生活リズムを尊重した、快適な完全二世帯リノベーション
ポイント
今回ご紹介する施工事例は、築25年の4LDK戸建て住宅を、1LDK+1LDKの二世帯住宅へとリノベーションした事例です。
各世帯それぞれの生活リズムやプライバシーを大切にしながら、将来の暮らしやすさ・断熱性能・動線計画まで丁寧に検討した住まいづくりとなりました。
二世帯リフォームのポイントは「独立性」と「将来対応」
今回の二世帯リノベーションでは、水まわりを各世帯ごとに分ける完全分離型に近いプランを採用しています。
キッチン・浴室・トイレを各階に設けることで、生活時間の違いによるストレスを軽減し、プライバシーと独立性をしっかり確保しました。一方で、建物全体のデザインや内装テイストは統一し、家としての一体感も大切にしています。
1階|将来を見据えた安心・快適な空間
1階は、バリアフリー性と家事のしやすさを重視しました。
もともと独立型だったキッチンは、対面キッチンへ変更。リビングを見渡しながら調理ができます。
キッチン背面には、ゴミ箱スペースを組み込んだカップボードを設置し、収納力を大幅にアップ。生活感が出やすい部分をすっきり隠せる設計としています。
また、将来の階段の上り下りの負担を考慮し、もともと2階にあったユニットバスを1階へ新設。
トイレは横から出入りできるレイアウトとし、介護が必要になった場合でも対応しやすい配置としました。
洗面室とキッチンは直接つながる回遊動線を採用。家事動線が短くなり、毎日の暮らしがより快適になります。
室内建具は可能な限り引き戸を採用し、移動のしやすさと安全性にも配慮しています。
2階|コンパクトで機能的な空間
2階も1LDKとして再構築しました。
ユニットバスはサイズダウンしてシャワーブースへ変更し、限られたスペースを有効活用。その分、居住スペースを広く確保しています。
2つの個室の仕切り壁を開口して1部屋にし、新たに対面キッチンを設置。コンパクトながらも、料理・食事・くつろぎが一体となる使いやすいLDKに生まれ変わりました。
既存のロフトはそのまま活かし、収納や趣味スペースとして活用できる点も魅力です。
断熱性能向上|窓交換で快適性と省エネ性を強化
今回のリノベーションでは、窓の交換による断熱性能向上にも注力しました。
カバー工法と斫り(はつり)工法を併用し、部位ごとに最適な方法を選択。冬の寒さ・夏の暑さを軽減し、冷暖房効率の良い住まいを実現しています。
北欧インテリアで統一感のある二世帯住宅に
内装は、アクセントクロスを各所に取り入れた北欧テイストでコーディネート。
ナチュラルな色合いとやさしいデザインが、世帯を超えて心地よく暮らせる空間を演出しています。
二世帯リノベーション・戸建てリフォームをご検討の方へ
築年数を重ねた戸建て住宅でも、間取り変更・水廻りの刷新・断熱改修を組み合わせることで、今の暮らしに合った二世帯住宅へと生まれ変わります。
将来の介護や家族構成の変化を見据えたリノベーションは、長く安心して住み続けるための大切な選択です。
二世帯リフォーム・戸建てリノベーションをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
物件概要
- 築年数
- 25年
- 構造
- 木造軸組在来工法
- 建築費
- 1366万円
- 施工面積
- 25.8坪(85.39㎡)
- 間取り
- 4LDK→1LDK+1LDK
- 工事内容
- 間取り変更・サッシ交換・内部建具交換・内装・設備交換
- 工事期間
- 3ヶ月








